大宮けんぽグラウンドのメリット・デメリット

週末専門の草野球選手にとって、最大の敵は「雨」ですね。

週末が雨で野球が中止になると、多くの草野球人は窓の外を見つめてこう思うのではないのでしょうか。

「何のために平日の仕事(勉強)を頑張ってきたんだよ・・・」

野球大好き人間にとっては、週末の野球の為に平日の仕事(勉強)を頑張っているといっても過言ではありません。

試合当日の明け方まで雨が降ったら、たとえその後日中晴れたとしても、グランドに水たまりがあったらグランドは使用することができないケースがほとんどです。

晴れているのに野球ができない・・・週末専門の草野球選手にとってこんなに悔しいことはないですよね。

週末専門の草野球人にとっての良い球場とは、フェンスで囲まれた立派な球場ではなく「雨に強いグランド」ではないでしょうか。

もちろん、高校野球でも使用するような観戦スタンド・広いベンチ・室内ブルペン・大きなバックスクリーンのある野球場で試合が出来たら、選手も派遣審判員もテンションは普段の20倍上がります。

ですがこのような立派な球場ほど管理体制が厳しく、少しの雨やぬかるみでも「本日はグランド不良により使用中止」となるケースが多いのも事実です。

ちょっと雨が降ったら中止になりやすい立派な球場と違い、明け方ぎりぎりまで雨が降っても使用できる可能性が高くお勧めなのが「大宮けんぽグラウンド」です。

この大宮けんぽグラウンドは砂が多く施されているので水はけが非常に良いのです。

明け方4時まで雨が降り、埼玉県内の各グランドが軒並みグランドコンディション不良により使用中止だったのに、この大宮けんぽグラウンドだけは使用できたことが私の経験でも過去に何度もありました。

埼玉県の草野球人にとって“草野球のメッカ”とも言える大宮健保グランド、他にも利用価値の高いメリットが沢山ありますので、メリットを詳しく解説したいと思います。

 

大宮けんぽグラウンドのメリット・デメリット

【大宮けんぽグラウンドのメリット】

1.日本最大級、同一敷地内に52面の野球場

同一敷地内に野球場が52面もあるのはおそらく日本一でしょう。面数が多いということがそれだけグランドを利用できる確率が高くなりということです。もし他県に住む野球好きの友人がいましたら、52面ある大宮けんぽグラウンドのお話をしてみてください。かなりビックリされると思います。

 

2.ダブルヘッダーやトリプルヘッダーが組みやすい

対戦募集掲示板を覗くと、大宮けんぽグラウンドでの対戦相手募集が沢山出ています。このグラウンドは同一敷地内にあり移動も非常に楽なので、例えば午前1試合・午後1試合というようにダブルヘッダーを組むことが容易に出来ます。3度の飯より野球が大好きなチームは、8:00~10:00、10:00~12:00、13:00~15:00と上手にトリプルヘッダーでの試合を組むチームも実際に存在します。メンバーの参加人数が多いと誰をスタメンにし、誰をベンチスタートにするか非常に迷いますよね。そんな時はこの大宮けんぽグラウンドで思い切って2試合以上試合を組んでみることをお勧めします。

 

3.埼玉県外からでも比較的アクセスしやすく多くのチームが集まりやすいため、対戦相手を見つけやすい。

大宮けんぽグラウンドは都内からのアクセスも良く、池袋からでも車で60分程度です。そのため東京都内のチームも沢山訪れます。都内からもたくさん集まるので、試合相手を対戦相手募集掲示板に掲載するとすぐに相手チームが見つかります。せっかくグランドを押さえても対戦チームが見つからなかったら試合は成立しませんが、大宮けんぽグラウンドならその心配はありません。

 

4.誰でも簡単に抽選申し込みができ、グラウンドが確保しやすい

大宮けんぽグラウンドの一般抽選申し込みをするためには、事前に大宮健保クラブハウス事務所での登録が必要です。

登録は個人ででき、県外在勤在住の方でも同条件で登録ができます。身分証明書を持参してまずはクラブハウスで登録を済ませましょう。

登録を済ませたら、グランドの抽選申し込みは電話一本で出来ます。

抽選結果が判るのは原則利用直前の月曜日です。

 

5.悪天候によるグランド使用可否の判断が当日朝6時にホームページに掲載

グランド使用可否の判断が当日朝6時にホームページに掲載されるのは、遠方から参加するメンバーにとっては大変ありがたいことなのです。

実施か中止かわからず、とりあえずグランドへと向かったら、チーム代表者から中止の連絡が入って家に引き返したという経験はありませんか?

私自身も毎年1~2回はあります。

中止判断をしてくれるグラウンド管理人の出勤が遅いところではよくありがちです。

その点大宮けんぽグラウンドは早朝6時にはホームページに掲載してくれますので、無駄足を踏まなくて済みます。

 

6.水撒きスプリンクラーがある

連日の晴れ間になるとグランドがカラカラに乾き、砂埃が立ちやすくなります。

大宮けんぽグラウンドには各グラウンドに、マウンドのすぐ後ろにスプリンクラーがありますので、試合前に水を撒いて砂埃を抑えて良いグランドコンディションで試合を行うことができます。

これを使っているチームは少ないのですが、使用は無料ですのでぜひ使いたい設備ですね。

 

7.ボールがなくなりにくい

草野球で最もボールが無くなりやすいのは「ファウルグランドの藪の中」にボールが飛び込むケースです。

特に夏場藪が生い茂った場所ではボールを探す気にすらなりません。

攻撃側チームはファウルボールを藪へ打ち込む度に1個600円のボールを補給…。1試合に3つ無くすと1,800円の出費となります。

少しでもチーム運営費を押さえたいチームにとっては痛い出費ですね。

その点、大宮けんぽグラウンドには殆ど藪がありません(一部のグラウンドには藪があります)。

ですのでファイルボールを打っても隣の野球場にコロコロ転がっていきますので、ボールを紛失する心配がないのです。

 

8.駐車場が無料

都内の多くの野球場は駐車場にお金がかかりますが、ここ大宮けんぽグラウンドは無料です。

 

9.敷地内にちょっとした売店がある

敷地内の売店ではドリンク・お菓子・おつまみ類、そして軟式ボールが売られています。

私自身、試合用の新球を持ってくるのを忘れてしまった時に、この売店でボールを買えて助かったことが何度かあります。

ちなみに真夏は時々かき氷を売りに来てくれる時もありますよ。

 

10.バックネットが近いのでワイルドピッチ時に得点されにくい

これは守備側だけのメリットになりますが、バックネットが近いため、走者3塁時にワイルドピッチがあっても本塁生還しにくく得点されにくいです(攻撃側にとってはデメリットですね)。

 

と、チーム代表者にとっても選手にとってもメリットが沢山ある大宮けんぽグラウンドですが、もちろんデメリットもあります。

 

【大宮けんぽグラウンドのデメリット】

1.一般料金で借りると少々高い

一般料金で借りる場合、グランド代は2時間7,000円です。

公共の野球場が2時間2,000~3,000円で借りられることを考えますと少々お高めですね。

ただ、他のスポーツグラウンドと比べるとどうでしょう。

例えばフットサルコートを民間で借りると、相場は2時間で12,000円~40,000円。

単純に金額だけ比較すると良心的に思えてきますね。

 

2.一般で借りる場合、空きグラウンドの抽選結果が判明するのが試合日直前の月曜日

一般で借りる場合、試合日直前の月曜日、つまり5~6日前にならないとグラウンド使用の可否が判明しません。前もって試合スケジュールを固めたいチームにとっては、直前にならないと試合が出来るかどうかが判断できないのは辛いところかもしれません。逆に、参加メンバーが集まるかどうかが1週間前まで判らないというチームにとっては、メンバーの集まり状況を確認してからグラウンド抽選申し込みが出来るので、むしろこれはメリットになるかもしれません。

 

3.フェンスがないので、外野を抜けるとランニングホームランになりやすい(一部外野に防球ネットがある面もある)

フェンスがないのは河川敷野球場の宿命ですね。外野は抜かれたら転々とボールが転がっていきます。

外野手の皆さん、頑張ってボールを追いかけてください。

 

4.マウンドの隆起がほぼない

マウンドはグランドと同じレベルでほぼフラットです。前脚に体重を乗せて投げるのが難しいです。

 

5.グラインド内にラインカーが無い(ラインカーはクラブハウスで有料で借りられる)

朝一でグラウンドには大宮けんぽグラウンド管理者によって白線が引かれています。

しかしその白線は最初の利用者で消えてしまい、次のグループが使用する時には、打席周りの白線はほぼ消えています。

グラウンド内にはラインカーはありませんので、2番目以降のグループは打席周りの白線が無い状態でプレーしなければいけません。

もし白線を引き直したい場合は、ラインカーをクラブハウスにて有料(350円)で借りる必要があります。

 

6.屋根付きベンチが狭いので、試合中に雨が降るとベンチにいても濡れやすい

一応ベンチに屋根はあるもののそのベンチは狭く、試合中に強い雨が降ってきたら濡れやすいです。

他の河川敷球場ではベンチの屋根さえないところもありますので、ベンチの屋根があるだけまだマシな方でしょうか。

 

7.運が悪いと駐車している車にボールがぶつかる。

敷地内には至る所に駐車場がありますが、大半の駐車場は防護ネットがありません。

私は少々グラウンドから離れても出来るだけ打球・送球が来なさそうな場所を選んで駐車しますので、過去10年間で一度も車にボールが当たったことはありません。

ですが、私の知人は年に4回車にボールが直撃しました。

まぁ、運によりますね。

神経質な方は新車や高級車で大宮けんぽグラウンドに来るのは避けましょう。

 

以上、大宮けんぽグラウンドのメリット・デメリット徹底解説でした。

 

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